MVNOのパイオニア日本通信


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今回から数回に分けてMVNOという事業について考察していきたいと思います。

 

まずはMVNOって?

MVNO(読み:えむぶいえぬおー)とは、「Mobile Virtual Network Operator」の略で、

日本語では「仮想移動体通信事業者」と言います。

IIJmio」「楽天バイル」といった会社やブランドがMVNOです。

 

一方、対義語として「MNO」というワードがあります。

「MNO」は「Mobile Network Operator」の略で、日本語では「移動体通信事業者」といいます。

おなじみの「ドコモ(docomo)」「au」「Softbank(ソフトバンク)」といった会社がMNOです。

これらMNOのことを「キャリア」という呼び方をすることもあります。

 

MVNOになぜ「仮想」がついているのか?

それは、MVNOがキャリアの回線の一部を借りて独自サービスとして第三者提供するサービスだからです。

 

MNOとは異なり、独自の設備を持たずにキャリアに回線利用料を払って、あくまでも自社サービスとして提供する、だから仮想なんです。

 

わりとつい最近まで、この「MVNO」という言葉は影も形もなかったのですが、

実はある企業がきっかけで現在では加速度的に普及しています。

 

MVNOの先駆者日本通信

その企業は、日本通信株式会社(9424)という会社で、

MVNOの先駆者として、2010年からBtoC向けにSIMカードを販売していました。

※日本通信は自社をMSO(Mobile Service Operator)と呼んでいます。

 

MVNOは、MNOの回線の一部を利用した通信サービスの為、

通信速度はキャリアに劣りますが、低料金で利用できるのが最大の特長です。

ユーザーにとって、通信速度に許容性があれば、低料金で使えるMVNOはキャリアにはない尖ったサービスになります。

まだMVNOが普及していない2010年は、日本通信にとって、飛躍の年でした。

しかし、日本通信はこの後すぐにMVNOの本質的な課題にぶつかります。

 

MVNOの本質的な課題とは?

この本質的な課題は、MVNOを名乗る弊社2Bにも当然横たわる問題で、現在進行形で続く、大きな論点でもあります。

 

難儀な難儀な問題です。

 

次回は、

このMVNOの本質的な課題について書いていこうと思います。

 

 

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